今後エンジニアに求められるスキル、不要になるスキルとは?

AIなどコンピューターの進化に伴い、「コードしか書けないエンジニアは淘汰される」などと言われることもありますが、エンジニアにとって今後必要となるスキルはどのようなものでしょうか?この記事では、実際にエンジニアとして活躍している方たちに対して実施した調査結果をご紹介していきます。

今後重要になっていくスキル

スキル1:システムの全体設計を考えられる力

一つ目は「システムの全体設計を考えられる力」です。実際の回答内容をご紹介しましょう。

各パートのスペシャリストが揃いつつある状況なので、オーケストレーション出来る能力として、システム全体を鳥瞰した上で自分のアクションを考える力。そして内部・外部との折衝力が必要。(50代男性/マネージャー)
色々な技術分野があるため、それぞれの分野を活かした設計が今以上に必要になると思います。クラウドにしろ、AIにしろ、機械学習にしろ、IoTにしろ、設計力がなければ、完成したプロダクトが成長することはないと思います。(30代男性/システムエンジニア兼プロジェクトマネージャー)
AIが進化し、コードの作成等はほぼ機械に置き換えられることが予測できるため、AI等の機械が出力する内容を評価・見極める能力が必要。(男性/開発マネージャー)

印象的だったのが「AI」というキーワードを挙げる人が多かったことです。「AI」をバズワードと揶揄する人もいますが、AIと比較的近いところにある職業であるエンジニアも「AI」を意識していることがわかります。

スキル2:問題解決能力・コミュニケーションスキル

二つ目は「問題解決能力・コミュニケーションスキル」です。早速ですが、回答を見てみましょう。

問題解決能力です。プログラミングは誰でも勉強しますが、プログラミングの結果、お客様が求めているのは、経営の効率化や問題の解決です。(30代男性/プロジェクトマネージャー)
コミュニケーションスキルだと思います。数年先にはAI、IoT、クルマの自動運転などITが日常生活にも普及してくるかと思いますがそのシステムを設計する、使う、メンテナンスする、作るのはすべて「人」です。そのため、人との交流がなくなることはないため、コミュニケーションスキルは必要です。(30代男性/開発サブリーダー)
エンジニアに限らないかもしれませんが、コミュニケーション能力がある人はこの先も生き残れると思います。クライアントの要望をきちんと理解し、それをAIなりプログラマーなりに正しく伝える能力はずっと求められると思います。(20代男性/開発ディレクター

システムを使いたい人(クライアント)が望むスペックを実現するには、クライアントの要望を正しく理解し、それを実現する「コミュニケーション能力」や「問題解決能力」が必要となるのです。

スキル3:新しい技術(IoT/アプリ/Pythonなど)

三つめは、「新しい技術」です。技術の中身については「IoT」「アプリ」「Python」など、人によって回答がばらつきました。

近年様々なものからデータを取得し分析して活用することが多いので、IoTのスキル、知識は持っていて損はないと思う。(20代女性/システムエンジニア)
モバイルアプリの開発が重要だと思います。Webエンジニアや組み込みプログラマはたくさんいますが、モバイル(iOSやAndroid)を開発できるエンジニアが驚くほど少ないです。最近はSwiftやKotlinなど開発環境がガラッと変わってきて、今がチャンスだと思います。(30代男性/プログラマー)
Pythonだと思います。今、AIとか機械学習がトレンドですが、データ分析周りのライブラリが豊富なPythonはやっておいて間違いありません。(20代男性/プロジェクトマネージャー)

4:新しい技術への興味・関心

四つ目は、「新しい技術への興味・関心」です。実際の回答内容をご紹介しましょう。

常にトレンドについていく必要があります。どのスキルと特定するより、今何がトレンドでなぜそれがトレンドなのかを理解できないと業界についていけなくなります。(40代女性/要件定義者、PMO)
私にとっての今後重要になるスキルとは、今後も今も変わりません。これから発展していくであろうテクノロジーへの興味です。その興味こそが、大変な勉強や学びへの意欲が湧きだすエネルギーとなるからです。言語や技術なんかは、一年もいたらその現場ではある程度いけるでしょう。しかし、現場以外のプライベートでの興味や好きという気持ちに勝るものはないのです。(30代男性/開発チームリーダー)
当然特定のスキルを身につけることは大切でありますが、エンジニアにとって大切なスキルはその時々に必要だと思うスキルをいかに自分のものにできるかだと思います。技術は日々進化していて新しい技術がどんどん生まれている世界なので、その技術をいかに正確に自分のスキルにできるかその柔軟性こそ、とても大切なスキルだと思います。(30代男性/開発チームリーダー)

どんな技術でも時間が経つにつれて陳腐化していきますが、「新しい技術への興味・関心」というマインドセットさえもっていれば、エンジニアとしてやっていけるのでは、という意見が目立ちました。

今後重要でなっていくのは「プログラミングのみ」のスキルを持っている人

今回プログラマー、システムエンジニアに対して実施したアンケートで、今後スキルとして重要でなくなっていくであろうものを聞いたところ、意外なことに「プログラミング」を挙げる人が非常に多かったです。

プログラミング能力です。今後、AIや色々なプログラミング言語が出てくることで、自分ではロジックを書けなくとも、ソフトウェアを作成できてしまう時代が来ると思います。どのようなソフトウェアを作成すれば、お客様の問題を解決できるか、考える癖が必要です。(30代男性/プロジェクトマネージャー)
Java、VBなどのプログラム言語は、AIでも外注でも外国人でも適度にコーディングが出来てしまうため、それら「だけ」のスキルは重要ではなくなっていくと思います。どうしても必要、な人は、例えば外注先に長くいて業務知識も長けている人が多いです。なので、プログラマの方は「Java+○○」といった知識をつけていくのがベターだと思います。(30代男性/開発サブリーダー)
すでにひとつのシステムに対して複数のプログラム言語が使われることはないので、単独のプログラム言語に特化している必要はないと思う。複数のプログラム言語の仕様や特性などをきちんと把握できる方が、柔軟な提案ができると思うので。(20代女性/システムエンジニア)
サーバー関連の技術は価値がなくなっていくと思います。最近はmbaas、AWS、Herokuのおかげで一からサーバーを立てたり構築をする機会が減ってきており、クラウド上で動かす機会が多くなってきました。(30代男性/プログラマー)
指示待ちプログラマーは今後不要になっていくと思います。人としゃべるのが苦手だからと全く話をしかけてこないはもってのほかです。(40代女性/PMO)
プログラマーというところでしょうか。プログラミングスキルは確かに素晴らしいですが、今後プログラミングは自動化されつつあると考えるからです。作れるより、作るものを考える力の方が非常に重要になるからです。(30代男性/チームリーダー)
プログラムを実際に書いていくだけの能力は必要なくなるかもしれませんね。これから重要なのはいかにプロジェクトの中で価値のある企画を生み出すことができるかでしょうね。(20代男性/エンジニア)
特定のOSに依存したプログラマー、エンジニアです。 コンピューター技術は今後ますます、OS、ネットワークなどの下位レイヤーに依存しなくなります。(男性/プロジェクトマネージャー)
コーディングだけ私はできます。それ以外は私の専門外です。というような偏りのあるエンジニアは正直、アサインされなくなっていくと思います。やはりどの業界でも活躍されている方は柔軟性がすごいです。(30代男性/開発チームリーダー)

自分にとって最適な選択肢を考えてみよう

キャリアに正解はありません。必要となるのは、「将来のことを見据えた上で自分にとって最適と思えるような選択肢を選ぶこと」です。

この記事をきっかけにあなたのキャリアについて考える機会になれば幸いです。
当社シーシーエー株式会社では、マネジメントやスペシャリストなどのキャリアをご用意しており、
いずれも最短で臨むキャリアが描けるよう努めております。